政府・自民党による孤独孤立・引きこもり問題に関する動画まとめ

こんにちは、だーやまです。

現在、政府や自民党が実施している孤独・孤立や引きこもり問題解消の取り組みを調べています。

その過程で、関連する動画をいくつか見つけたので、自分のメモ書きも兼ねてまとめてみました。



引きこもり問題を解決したい

自民党の下村博文議員の公式YouTubeから。
下村議員はかつて学習塾を経営されていた経験があり、教育関連に強みを持っている印象。

以下の内容をコメントしてみた。
基本的な考え方ととしては、当事者の方の目線に立ち、ハードルが低い施策から始められると良いと思う。
具体的な施策としては、IT活用がカギになると感じる。当事者の方が誰かと話したい、と思った時に話を聴いてもらえる体制作りや、社会復帰の第一歩としてクラウドソーシングの案件をこなしてみる、といった内容が思い浮かぶ。

孤独・孤立問題担当大臣の設置について

自民党で、「孤独・孤立問題特命委員会」が設置される。
イギリスでは2年前から孤独担当大臣が設置されている。

ウェルビーイング:クオリティ、幸福度、健康

昨年、下村議員は「引きこもり対策PT」を立ち上げた。

衆議院 2021年02月26日 予算委員会第一分科会 #14 鈴木貴子(自由民主党・無所属の会)

孤独・孤立問題を担当する坂本大臣に対して、自民党の鈴木貴子議員が質問をした動画。

「孤独」と「孤立」は違う
・孤独:精神的に先行きが見えない、不安感が募る状態→主観的な感情
・孤立:客観的に繋がりが持てない、自分一人になっている→客観的な状態

「孤立」していても孤独感を感じない人もいる
逆に、孤立してなくても「孤独」感を覚える人もいる

先行きが見えない不安感からくる孤独が、最終的に命に繋がってくる
この点を注視しなくてはいけない

家族がいたり、社会的な繋がりがある(孤立してない)場合でも、
孤独感(自身の主観的な感情)ゆえに命をたつケースもある。
→こうした主観的な感情に対して、支援を行う必要がある。
 孤独からアプローチする事で、対処療法ではなく根本から変える事につながる。

【孤立大臣】ドタバタ任命?世界で2例目の孤独・孤立担当大臣を直撃!自殺増加や虐待などをどう乗り越える?【EXIT】

孤独を可視化するアプリ
孤独を感じる人が集まる小屋

感想や自分の意見

以前、引きこもり問題に関して住んでる地域の議員さんと話した事がある。家族に引きこもり経験者がいた事からこの問題に関心を持ったらしい。当初はそこまで関心がなかったが、最近になって物凄く根深く、考えなければいけない問題だ、と述べていたのが印象深かった。

引きこもり経験者が身近にいる、こういう人は案外多いのかもしれない。職場の同僚に引きこもり問題に関心がある、と話すと、60代近いおじが引きこもりで…と話してくれた。「80:50問題」というように、50代の引きこもりが珍しくないのは知っていたが、これが60代になるとは…自分でも驚いた。

同僚は「行政や民間の支援団体が引きこもり当事者を探す、というプッシュ型の支援には無理がある」と訴えていた。となると当事者やその家族のSOSをいかにすくい上げるかが課題になってくる。この仕組みを作るには、マーケティング的なアプローチが必要になると思う。




「マーケティングの理想はセリングを不要にする事だ」と言われる。これを引きこもり問題に当てはまると、いかに多くの当事者に支援を行き渡らせるか、という発想になる。SOSさえ発すればすぐに支援が行き渡る状態を作ったり、どこにSOSを投げればいいのか、という啓発が必要になってきそう。

議員さんと引きこもり問題に話してる中で、「行政が出来る事は思いつかないか?」と言われたのでこう答えた。
「クラウドソーシングサイトに”気軽に雑談しましょう”という案件があるが、これを仕組み化できないだろうか。補助金を使いながらこうした気軽に話せる案件を増やし、引きこもりの家族会に連携する事で会話が生まれるのでは。」
引きこもりの原因は多様なので全ての人に対応できる訳ではないが、「人とコミュニケーションが取りたい」というニーズには、ある程度は対応できるのでは?と。

「他人とコミュニケーションを取りたい」これは人間の本能だと思う。自分は中学高校と引きこもりを経験したが、両親とはそれなりにコミュニケーションを取れていた。同僚のおじの場合も同様らしい。家族仲が悪くても、オンラインゲームやSNSで人とやり取りするケースもあるだろう。

こうしたコミュニケーションの過程で「自立に向けた一歩」が踏み出せれば最高なんですけどねえ…。人によって引きこもった背景は十人十色なので画一化された支援は難しんだろうなと思う。まずは、この点を前提にして考えないといけないのかな。

スポンサードリンク